今週のお題「おとなになったら」というのがあったので、徒然なるままに~なんて。
さて、表題の通りですが大人とは何でしょう。
デジタル大辞泉では以下のように定義されていました。
1 成長して一人前になった人。
㋐一人前の年齢に達した人。「入場料―200円、子供100円」⇔子供。
㋑一人前の人間として、思慮分別があり、社会的な責任を負えること。また、その人。「―としての自覚」「青臭いことを言ってないでもっと―になれ」
㋒昔は、元服後の男子、裳着 (もぎ) を済ませた女子。
「―になり給ひて後は、ありしやうに御簾 (みす) の内にも入れ給はず」〈源・桐壺〉
2 一族・集団の長や、年配で、主だった人。長 (おさ) 。頭 (かしら) 。女房の頭、武家の譜代の老臣、大小名の家老・宿老・年寄などの類。
「父 (てて) は、ただ我を―にしすゑて」〈更級〉
「資賢卿 (すけかたのきゃう) はふるい人、―にておはしき」〈平家・二〉
<原文ママ>
決して年齢では区切られていない訳なんですね。
では成人とはなんでしょう。
こちらもデジタル大辞泉で調べたところ、以下の通り定義されていました。
1 心身が発達して一人前になった人。成年に達した人間。おとな。現代日本では、一般的に満18歳以上の者をいう。→成年
2 子供が成長して大人になること。「娘はもう―して働きに出ている」
[補説]1は、令和4年(2022)4月の民法改正以前は、満20歳とされていた。
<原文ママ>
つまり成人した人間は心身が発達して一人前=大人と定義されているわけです。
これが日本では18歳(過去は20歳)とされているから、成人(18歳)=大人となるわけです。
ところで皆さんの18歳(20歳)を思い出していただきたいのですが、大人だったでしょうか?
少なくとも私は大人だったとは言えないですね。
というか、30になっても大人じゃない人なんて周りに居るというのが主観的な思いです。
あくまで法律上大人と扱われるわけで、中身はこどもみたいなやつというわけです。
脱線しましたが、話を主題に戻します。
では、大人とは一体どんな人間なんでしょう。
これは私は「嫌な事を我慢してちゃんとやれる人」だと思ってます。
朝寝たいけどちゃんと起きて時間通り仕事行って、自分が悪くないことに関してもビジネス上へーこら謝って、やりたいことはそれなりにしながら次の日に備える。
多分これが出来てる人ってごく一部ですよね。わかんないけど。
Youtuberが「好きなことで、生きていく」って言ってますけど、これは決して間違っていないと思っていて、でも勘違いしている子どもと訂正できない大人が多いと思うんですよ。
「好きなことで、生きていく」と「やりたいことして、生きていく」は別なんですよ。
好きなことで生きていくためには嫌な事もやらないといけない、決して「好きな事=やりたいこと」ではないんですよ。
正しくは「好きな事=好きだからやれること」なんだと思います。
その辺を取り違えるから、困ったちゃんがいっぱい溢れるし、俺はゲーム・Youtuberで生きていく!なんて気軽に言っちゃうわけです。
さてこの構図、どこかで見ましたね。
そう「嫌な事を我慢してちゃんとやれる」大人です。
現実や嫌な事を見る、聞くことが出来ない20歳以上が増えて、子どもみたいに「俺・私は○○はやりたくない!」だの「〇〇なのは国が悪い!」だの言ってるやつが子どもを作るから、子どもの訂正も出来ず・・・と堂々巡りになります。
いや~怖いですね。
結局のところ、嫌な事にもちゃんと目を向けて生きていかなければ、いつかは現実にぶつかるわけです。
若いうちに失敗をする・・・というのがいいのかどうかはわかりませんが、それも対策の一つでしょう。
おとなになったら~なんて気軽に言わず、おとなになれているのかなと振り返るのもいいと思います。
それでは。