2020卒業生による面接レポ前編

はじめに

s-sprouts.hatenablog.com

s-sprouts.hatenablog.com

 これらの記事を読んでいる事をオススメしますが、読んでいなくても大丈夫なようにするつもりです。

とはいえ読んでいる前提で書きますので、その辺りはご了承ください。

 

スペック

大学:関西の私学(文学部)

取得資格:簿記2級・唎酒師・ITパスポート・MT免許・中高国語一種教員免許(予定)

その他目立った何か:中高生徒会長・ゼミ長・飲食店のホールリーダー

サークルは料理サークル クラブは無

 

あと相変わらず元大学生が感じた事をそのままのノリで書いてるので品質は保証しません。本格的に面接対策をしたい人は大学に行くなり、面接本買って下さい。

とはいえ生の声をお届けすることをモットーにしてますので、その辺の適当な事言ってるやつよりは本音のつもりです。

前編は面接で気をつけることについて、後編は実際に合った面接の質問に対する私の回答や珍質問珍回答集です。

 

3年生のインターンの面接について

特に書くことはありません。

というのも私は基本的にES一発勝負でした。

夏冬合わせて15社ぐらい出してましたが、ESのあとに面接すると明言していたのは1社ぐらいでしたし、そこはESでダメでした。

というわけでインターン面接については他をあたってください。

私には全くわかりません。インターンで面接受けたって友人から聞いた記憶もないですし。

逆に言えばそんなに心配いらないという事です。今後どうなるかは知りませんが。

 

4年生の本格的な面接について

本題はこっちです。恐らくみなさん知りたいのもこちらでしょう。

もう一度書きますが、ここからはあくまで「私が感じた事、された質問」です。

全てに当てはまるわけではありませんので、その前提で読んでください。

 

私の就活としては食品系を中心としておよそ10社ほど受けました。

その中で一次選考まで進めたのは約8割。ここでは切りよく10社受けて8社としましょう。(たぶん12ぐらいは受けてた気がするけど、もう詳しくおぼえてない)

その8社の中の一次選考の内訳としては個人面接4社、グループ面接1社、グループディスカッション3社ぐらいでした。

つまり基本的には個人面接スタートです。グループディスカッションは大手になればなるほどという印象です。

ちなみにグループディスカッションは全部落ちてます。これについても後述します。

グループ面接も一回だけ受けましたが、よくわかりません。というか基準のよくわからない企業だったので、こちらは除外します。

 

では個人面接で何を気を付けるべきなのか。

一般的なマナー(姿勢を良くするなど)を除外した上で上位3つを書きます。

①質問には必ず何か回答する事

②誇張ではない嘘は必ずバレにくいようにつくこと

③ウィークポイントに対する肯定的な答えをしっかり持っておくこと

意外と普通のこと書いてるなと思うかもしれませんが、出来てない人が多いです。

正しく言うならば、出来ると思っているだけの人が多いです。

 

まず一つ目の「質問には必ず何か回答する事」はただ何かを喋ればいいわけではありません。「回答する」です。

例えば「あなたは我が社で5年後どうなっていたいですか?」という質問をされたとしましょう。

この場合問われているのは「我が社でどうなっているか」です。

 

「あなたがあなたの志望する会社でどうなっているか」なので、ちゃんと志望する会社に絡めて回答しないといけません。

「あなたがどうなっているか」ではないことに気をつけましょう。

また、ただ適当に喋ってるのは回答ではないです。

適当な回答は「明日の天気は晴れですか?」に「今日の晩御飯はカレーです」というのと同レベルです。意思疎通困難とみなされるでしょう。

黙っているのは最低です。とはいえ適当に話すのも終わってます。

ちゃんと相手の万全の体調で相手の意図を読み取りましょう。

 

ちなみに「わかりません」は最終手段として最強です。

「あなたは大学時代に何を頑張ってきましたか?」に「わかりません」は流石に落とされます。

しかし例えば売上等非公開の会社の面接で「昨年の我が社の売上高は上がっているのに、当期純利益は下がっている。それは何故ですか?」と聞かれた場合、対処できません。

この場合は「少し考えてから」素直に「勉強不足で申し訳ありませんが、わかりません」と答えるのが最適です。

わからないことについてわからないと言えるのも重要です。しかしすぐに諦めるのもよくありません。なので少し考えてから「わからない」と答えるのが良いでしょう。

このケースの最悪のパターンは黙りこくってしまう事です。

こうなると膠着状態になるので避けましょう。

 

私も「わかりません」を実は最終面接で使いました。

私の場合は「この業界が果たす役割について3つ答えてください」と問われ、二つまでは答えられたのですが、どうしても最後の一つだけが思い出せず、二つ目まで答えた後に少し考えて「勉強不足で申し訳ありませんが、最後の一つがどうしても思い出せません。」と回答しました。

正直、内心相当焦ってました。なんせ業界の果たす役割なんてものは「普通は」答えられて当然ですから。

 

このように質問には必ず何か「回答」しましょう。

「回答」出来てない人が意外と多いので気をつけましょう。

 

次は「誇張ではない嘘は必ずバレにくいようにつくこと」です。

これは簡単な話です。誇張はバレにくいが嘘は基本バレると思えって話です。

私は居酒屋のホールをしてました。そして実質的なリーダー的な役割だったので「ホールリーダー」とESには書いていましたが、実際にはそんな役職にはついていません。

これは誇張です。

しかし例えばここで「店長」と書くと、これは真っ赤な嘘です。

そしてこんなもん絶対バレます。TOEIC500点を900点と書くぐらいにはアホです。

 

じゃあどのレベルならバレないんだよと思いますが、これは個人差があります。

私は基本的に嘘が苦手なので基本的に嘘はつきませんでした。

どのくらい苦手かというとライアーゲームの神崎直ぐらいには苦手です。

精々、やろうとして計画したけど結局やらなかったことをやったことにしたぐらいです。しかもこれもなるべく追及されないようにしました。

逆に嘘が得意な人はギリギリまで嘘をついてもいいでしょう。

ただし入社したあとにバレるような嘘や資格関係などはもちろんのこと禁忌です。

 

正直、面接官は大抵の嘘は見抜いてきます。私も面接後の内定者面談で色々言われましたし。

誇張はやっぱり現実に肉付けするのでバレにくいですが、嘘はよっぽどじゃないとバレます。

とにかくどうしても嘘をつかないといけないのであれば、よっぽどバレにくい細工をしてください。

一つの嘘で色々な齟齬が出るので、かなり綿密な計画が必要です。

それが無理なら誇張にしておきましょう。そっちの方がまだマシです。

あと1次や2次面接の情報は後の面接に回ってますからね。そこでも矛盾が出ないようにしないとダメですよ。

 

最後に「ウィークポイントに対する肯定的な答えをしっかり持っておくこと」です。

割と当たり前のように思いますが、これが難しいんです。

それは何故かというとわからないように聞いてくるからです。

面接官も優秀な人材確保に必死です。馬鹿正直に「あなたの弱点はなんですか?」なんて聞きません。

何なら今は便利な世の中になったので、SPIや性格診断などでもうある程度わかってます。

なので言葉巧みにあなたのウィークポイントについて聞いてきます。

 

私の場合は何度もチームワークについて聞かれました。1次も2次も。

内定者面談での会話の一部を抜粋するして

面接官「これ、性格診断の結果なんだけど、もやし君はチームワーク能力が低いよね。だから面接で何度もそういう質問してたんだよ」

私「あ~、低いですね~。確かにそういう質問されてましたね。そういう意図だったんですね~(今思い出したら、そういう質問多かったし、その場凌ぎで答えまくってたな)」

面接官「君がそれに気づいているかとか、どういう取り組みだったのか知りたかったんだ」

私「Oh...」

というやり取りでネタバラシされてから気づいたんですけどね。

私の場合はチームワーク能力が極端に低いので、それにどのように取り組んできたのか、もしくは取り組みすらしなかったのかを「達成感」や「どのような影響を与えたか」や「どのように運営したか」などの言葉で上手に聞かれていたわけです。

グループディスカッションに落ちた理由が丸わかりです。

 

さて、じゃあどうやってそれに気づくかというと、これは簡単な話で「数を受ける」と「余裕を持つ」です。

まず数を受ければ、あなたへの質問の傾向が掴めます。

もちろん質と量を両立しなければ意味がないので難しいですが、面接慣れも考えると数受けるのはいいです。余裕にも繋がりますし。

いきなり魔王とは戦いませんよね。かといってスライムばっかりと戦ってもレベルはなかなか上がりません。

スライムやドラキーのあとにスライムナイトとかと戦ってから魔王です。

そして余裕を持つこと。①にも繋がりますが、相手の質問の意図をきっちり汲み取れるならば求められている事は何なのか分かった上で回答が出来ます。

魔王と戦えるレベルならスライムなんて余裕ですよね。また基本的にちょっと上の相手なら多少は余裕があります。つまりそういうことです。

こうすれば自己分析とのズレも解消できます。

 

「ウィークポイントに対する肯定的な答えをしっかり持っておくこと」を最低ラインとして、相手の言葉巧みな質問に的確な回答をすること。これが出来るといいでしょう。

曖昧な答えしか持っていない場合は回答も曖昧になりますし、何より質問の意図を汲むより取り繕う方に必死になります。なので①が出来なくなるというパターンに陥りやすいです。

みなさんも気をつけましょう。

 

最後に

これらは全て私がやっておけばよかったなぁということや意外と難しかったなぁと思った点です。

意外と難しいんですよ、やっぱり。出来てると思っていても出来ていない場合の方が多い。

今回は特に多そうな3つ書きましたけど、もっと色々あると思います。

面接ノートを作るのもオススメですね。というか作りましょう。

この記事が読んだ人の何かの糧になることを信じて・・・